最近は各地で大雪が降ったり、雪が降らない地域でも本当に寒い日々が続いていますね。
私も朝起きたら1番最初に暖房を付けて部屋を暖めるのですが、暖まるのに本当に時間がかかります。
そんな日々だと、私たち愛鳥家が気になる事…。
「愛鳥、寒くない?」
もはや愛鳥専用のヒーターが必須のように思われるこの世の中ですが、
鳥用の保温器でも火傷の可能性がある事、ご存知ですか?
火傷の危険はそこら中に
放鳥中、熱いお茶に愛鳥が飛び込んでしまった、調理していたらお湯に入ってしまった等という話は多数報告されているようです。
忙しくて時間がなかったり、寒いから少しだけと放鳥中にティータイムをしたり…、油断は禁物です。
実は、鳥専用のひよこ電球や寄り添いヒーター、暖まる止まり木等にも、注意が必要です。
私も昔はよく使用していたのですが…、ある日愛鳥が左足を庇っているではありませんか。
確認すると、なんだか足が所々黒々としている…。
「これはもしかして火傷!?」と思い、すぐ病院に連れて行きました。
どうやら原因はケージ内に設置してある保温器のよう。
私の愛鳥は暖かい場所が大好きで保温器の上によく乗ったり、寝転がったりしていました。
それで低温火傷をしてしまったのです。
かかりつけ医に確認した所、鳥は自分より体温が高いものであれば、低温火傷の危険があるんだそうです。
なので、鳥の保温はケージの中に器機を設置するのではなく、室内の暖房器具で部屋を暖めるか、ケージの外に(愛鳥の脚が届かない場所)保温器を設置するいうのが安全でおすすめの方法だという事でした。
インコの中でも、ボタンインコとコザクラインコは特に低温火傷しやすいので、ぜひ気を付けてみて下さいね。
コザクラインコは低温火傷しやすいので注意しましょう。画像はカイロに乗っていて左の第1 趾を低温火傷してしまったコザクラさんです。コザクラは火傷するまでヒーターの上に乗り続けてしまうことが多いので、ヒーターはワット数の高い物をケージの外に設置しサーモスタットを使用するのがお勧めです。 pic.twitter.com/FEiymR5oQf
— 海老沢和荘 (@kazuebisawa) October 27, 2020
寒くなってきたけど
とまり木ヒーター
鳥専門病院の先生が
絶対付けないで!と温かくて寝てしまううちに
低温火傷で足が黒くなってしまう子もいるそうです🐤
ネットのレビューに「危険」と記載しても消されてしまうみたい#とまり木ヒーター #ペットヒーター #インコ #鳥 #文鳥の日#インコ pic.twitter.com/YjyzaXC2Sd— Rin (@Riris4148847) October 24, 2019
インコが火傷した時の症状は?
火傷した部位や、何で火傷してしまったかによって変わってくるとは思いますが、
- 歩き方がおかしい、脚を庇っているように見える
- 水膨れ、腫れ、潰瘍
- 傷口がジュクジュクと膿んでいる
- 皮膚が突っ張っている
- 止まり木に上らず、ケージの隅で蹲っている
- 脚が黒くなっている
等様々な変化があります。
変化にすぐ気づくためにも、日頃からよく愛鳥の様子をみる事は重要です。
気づかず放置してしまうと、傷口が気になり、自分でその部位を噛んでしまう自咬症になってしまう事も多くあるそうです。
そういった仕草にも注意しましょう。
愛鳥が火傷した場合の応急処置方法
応急処置の方法は、火傷と低温火傷の場合で違います!
まずどのようにして愛鳥が火傷してしまったか確認しましょう。
火傷の場合
- 羽部分でない場合は流水で流す。
- 水を固く絞ったタオル等を当てて冷やす。
- 病院にすぐ連れて行く。
低温火傷の場合
- 病院にすぐ連れて行く。
かかりつけのお医者様に確認した所、低温火傷の場合、鳥も人間と同じように火傷した当初は痛みはなく、じわじわ痛くなってくるようで、傷口に水を当てたり濡れタオルを当てたりするのは傷口がふやけて逆効果になる事が多いそうです。
なので、お家で出来るような対処法はなく、基本的に低温火傷に気づいた時点で病院にすぐ連れてくるというのが1番大事だそうです。
ちなみにネットで調べると「〇〇を傷口に塗る」なんていう情報もあったりしますが、鳥には基本塗り薬はありません、とお医者様も断言しておりました。
必ず病院に連れて行こう
「火傷してしまった…と思ったけど、食欲もあるし、元気に遊んでる。このまま様子みても大丈夫かな。」
そう思っても、病院には必ず連れて行きましょう。
火傷は時間が経つごとに奥に達し、突然悪化することも珍しくありません。
素人判断は大変危険です。
1度悪化すると取り返しがつかなくなる事もあります。
愛鳥が元気に見えたとしても、小さい火傷に見えたとしても、必ず!病院に!連れて行きましょう!
まとめ
- 愛鳥が火傷しないよう放鳥時の環境に注意しましょう。
- 保温器具は愛鳥の体に直接触れないよう設置するか、設置せずお部屋自体をクーラー等で暖めましょう。
- 火傷してしまった場合は、範囲や部位、様子に関わらず必ず病院で診てもらいましょう。
- ちょっとした変化に気づけるよう、普段からよく様子を観察しましょう。
愛鳥が火傷しない環境づくりは飼い主のちょっとした気遣いで作れるものです。
私は無知故に火傷をさせてしまって、幸い治療は痛み止めのお薬を飲んで3度の通院で治りましたが、それでも寒い中愛鳥に病院への移動をさせてしまったし、脚も痛かっただろうし、愛鳥は勿論ですが、私も、とても苦しく申し訳ない気持ちになりました。
今のお部屋の状態が安全か、愛鳥のケージの中はどうなのか、これを機に少しだけでも気にして確認していただいて、苦しい思いをする鳥さんや愛鳥家さんが1羽でも1人でも減ればいいなと思います。
寒い日々、皆で頑張って乗り越えていきましょう!