Health

愛鳥の間違えない病院探し

ラブバードをお迎えする事を決めたら、通える場所で、小鳥を診られる病院を探してみましょう。
実は小鳥を診られる先生ってとっても少ないんです!
犬・猫をメインで診ている病院に連れて行くと検査もされず、ただ診られずに「見られる」だけで終わる。
そんな事もありえます。

病院選びを間違えると、愛鳥の命に関わります

間違えない為の病院選びのポイント、また検査でどんな事が分かるのかについて、お話していきます。

 

小鳥を診られる病院なのか調べる方法

関東周辺であれば、「小鳥 病院」で検索すれば小鳥専門の病院がヒットして簡単に見つかることでしょう。
都心部はやはり、人口が集中している事もあり、地方に比べていい先生・有名な先生も多いです。
(ただし、そういった病院はなかなか予約が取れないので早めの行動が大切です。)
先生との相性は絶対あるので、「この先生が正解」とは言えませんが、専門病院では99%検査はしっかりしてくれる事だろうと思います。

しかし、地方在住になると専門病院がないことも珍しくありません。
そんな時、小鳥専門病院ではなく、普通の動物病院であれば、何で愛鳥を診られるか判断すればいいのか。

それは、「そのう検査」と「糞便検査」が出来るか、です。
電話で聞いてみて、曖昧な回答をするようなら絶対にやめましょう。

「そのう検査」と「糞便検査」が出来る病院か、調べましょう

 

そのう検査とは

鳥さんには「ソノウ」と言われる部位があります。ソノウは食道が一部拡張した場所で食べ物を一時期的に貯蔵したり、場合によってはヒナを育てるミルク(ピジョンミルク、フラミンゴミルクなど)を出したりする場所にもなります。このように様々な役割を果たすソノウも病気になることもあります。この時に行う検査を「ソノウ検査」と言います。

小鳥のセンター病院 小鳥の病気.com

そのうは、喉の辺りにあり、挿し餌が必要な雛のうちは触って満腹かどうか調べたりもします。

そのう検査は、体の中のそのう液を直接取ってチェックするので、体調不良を隠す鳥さんですが、病気を早めに発見出来る可能性が格段にアップします。
そのう液を確認する事で、体内の細菌量や状態がおかしくなっていないか、寄生虫がいないか等様々な事がわかります。
(※1度の検査で完璧にわかるわけではありません。)

保定されて器具を口の中に入れられる為、嫌がる鳥さんも多いので、可哀想になってしまいますが、愛鳥の健康の為にしっかり検査してもらいましょう。

そのう検査の前にさし餌をあげすぎると正しい検査が困難になるので、雛のうちは検査前のさし餌は控えましょう

また、呼吸に異常がある時は受けられません。

 

ちなみに、愛鳥が嫌な事(検査や保定等)をされている時は声をかけないようにしましょう。
嫌な事=飼い主の声、と結び付けられては大変な事に。
思わず声をかけてしまいたくなりますが、グッと堪えましょう。

 

糞便検査とは

糞便検査は、目でわかる糞の状態はもちろん(血便等)、顕微鏡を使って消化不良や寄生虫が潜んでいないか等も確認していきます

糞として排出された菌は時間が経つと死んでしまう為、出来るだけ新鮮な糞で検査します。

私の愛鳥の場合は、病院までの移動中にキャリーの中で糞をするので特に持参はしませんが、不安な場合は家で採取した糞を乾かないようにラップ等に包んで持参してもいいでしょう。

 

 

まとめ:普段から愛鳥の健康に気を配ろう!

小鳥は体調不良を隠す性質がある為、目に見えて調子が悪い状態になってしまうと、手遅れな場合が多いです。
「そのう検査」・「糞便検査」を行える信頼できる病院を見つけて、年に2回は健康診断に連れていきましょう
雛をお迎えした際やあれ・・・?と何か違和感を感じた際には、出来るだけ早く連れていく事をお勧めします。
隠しきれない不調は体重と糞に現れます
日々のチェックが本当に大切です

あなたと愛鳥の過ごす日々が出来るだけ長く、幸せであることを心から願います!