ラブバードに有毒な食べ物
春、新生活が始まる時期です。
引っ越しをしたり、恋人と同棲を始めたり、一人暮らしを始めて淋しいので新しく家族(ラブバード)を迎えよう!という方も多いのではないでしょうか?
この記事はこれからラブバードについて勉強する方、または一緒に住む家族や恋人にこれだけは知っていてほしい!と勧めて頂きたい記事です。
人間が平気なものでも、ラブバードにとっては毒になってしまうものも多くあります。
悲しい事故を起こさない為にも、毒性のあるものを事前に知っておきましょう。
ラブバードに危険な物についてはコチラ👇
あなたの家は大丈夫?ラブバードに危険なもの
果物類
アボカド
猛毒です。
アボカドを誤って摂取してしまうと、少なくとも24時間以内に中毒症状を発症し、死に至る可能性が非常に高いです。
調理後の生ごみも愛鳥の手の届かない所に捨てましょう。
果物の種
りんごやさくらんぼ、モモやイチゴはバラ科に含まれますが、これらバラ科の果物の種子にはシアン化合物(青酸化合物)が含まれています。
果実の部分を与えることはできますが、種は必ず取り除く必要があります。
ラブバードは花蜜食のインコではないので、有毒でない果物でも、それほど必要としません。
果物は糖分が高いので、食べすぎると肥満の原因になり、そのうにカビが生える事もあります。
どうしても与えたい場合は2週間に1度程を目安にしましょう。
野菜類
ネギ類
ネギ類とは主に、ネギ、玉ねぎ、にんにく、ニラ等の種類の事を指します。
ネギ類は犬や猫にも有毒な事で有名ですが、鳥にも与えてはいけません。
モロヘイヤ
モロヘイヤの粘り気が原因で、喉に詰まって呼吸困難や窒息死をしてしまう可能性があります。
また、市販のモロヘイヤには含まれていませんが、元々モロヘイヤには「ストロファンチジン」という成分が含まれており、これが非常に有毒です。これは人間にも有毒な成分ですので、家庭栽培している場合には十分に注意しましょう。
※種子や茎が有毒
芽キャベツ
芽キャベツは甲状腺腫誘発物質のゴイトロゲンが多く含まれている為、与えてはいけません。
ゴイトロゲンは、栄養素の1つであるヨウ素の取り込みを阻害する作用があり、そのせいで甲状腺腫を引き起こす可能性があると言われています。
芽キャベツ程ではありませんがキャベツや他のアブラナ科の野菜にもゴイトロゲンは含まれているので、あげないorあげすぎないように注意しましょう。
生の豆類
生の豆類には「レクチン」と呼ばれるタンパク質が含まれており、これはラブバードだけではなく人間にも有毒で嘔吐、下痢等の消化器症状などを発症します。
ただ、このレクチンという成分は加熱することによって失われる為、十分に加熱した後であればラブバードに与えても問題ありません。
ジャガイモ
正確にはジャガイモの芽の「ソラニン」という成分が有毒です。
人間が調理する際も芽は取りますよね。
“芽や緑の部分を取ってしまえば与えても問題ない”という記述もありますが、念のため与えないほうが安心かな、と思います。
その他
人間用に味付けされた食べ物
人間用に味付けされた食べ物は、ラブバードにとってはとっても味が濃く、塩分や糖分の取りすぎで病気になってしまう可能性大です。
甘えん坊なラブバードは、大好きな飼い主が食べているものを自分も一緒に突きたいとおねだりしてくる事もあるかもしれません。
その姿はきっと、とっても可愛いでしょう。
ですが、負けてはいけません。
一度与えてしまえば、濃い味を求めて鳥用の餌は食べなくなり、人間の食べ物ばかり欲しがってしまうという事態も起こりかねません。
百害あって一利なしです。
絶対に与えないようにしましょう。
チョコレート類
チョコレートはラブバードだけではなく、他のインコやフィンチ、全ての鳥類に有害な食品です。
チョコレートに含まれる「テオブロミン」「カフェイン」が原因で中毒症状を引き起こしてしまいます。辛い中毒症状の後死亡するケースもあるので、自宅でチョコレートを食べる際は食べこぼし等にも注意しましょう。
麺類・パン・ごはん
麺類やパン・ごはんは体内で菌が繁殖したり、そのうにカビが生える原因になると言われています。
お酒
お酒を飲むと血液中のアルコール濃度が急上昇し、アルコール中毒を発症してしまいます。
飲んだお酒の量が多かった場合は、死に至るケースもあります。絶対に飲ませないようにしましょう。
コーヒー類
コーヒーに含まれる「カフェイン」や「タンニン」が有毒です。
放鳥時はコーヒーの入ったカップを出しっぱなしにしないようにしましょう。
コーヒー豆のこぼしカスにも注意です。
まとめ
思っていたより与えてはいけない物が多くあり、驚いた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実はこれ以外にも、ブロッコリーや小松菜、ほうれん草やグレープフルーツ等専門家によって賛否両論ある食物も多く存在します。
愛鳥に初めて与える食べ物は一度調べてみて、情報がない場合はかかりつけのお医者様に相談するか、与えない事をおすすめします。