鳥について調べ、覚悟をしてお迎えをしたとしても長い人生、何があるかわかりませんよね。
突然自分が病気や怪我で入院してしまう事もあるかもしれません。
家族の事情や仕事の都合で長く家を離れる事もあるかもしれません。
その時、愛鳥を連れて行ける環境や離れずにすむ解決策があれば問題ないかもしれませんが、どうしようもできない時もありますよね。
預け先を見つけていざ愛鳥と離れる……
その期間が長ければ長い程愛鳥に忘れられてしまうのではないか、淋しく不安に感じる事はありませんか。
今回は3ヶ月ちょっと、愛鳥と離れる事になった私の経験をお話しようと思います。
不安に感じる方の気持ちが、少しでも楽になれば幸いです。
愛鳥と離れるか決断する時、1番重要な事は
2021年、コロナ真っ只中に妊娠した私は、関東に夫と愛鳥と二人+一羽で暮らしていました。
実家は北海道です。
妊娠時はわりと早期に分娩予約を取らなければならないので(私のいる地域では)、関東で出産するか、北海道に里帰り出産するか妊娠初期の時点で決めねばなりませんでした。
そして、分娩費用が関東の半分以下で済む事、初産で一人では不安な事、夫も多忙で育休が取れない事等から里帰り出産に決めました。
懸念は愛鳥の事。
北海道に連れていくか、関東で多忙の夫にお世話をお願いするか本当にとても悩みました。
状況をまとめるとこんな感じです。
- 愛鳥は私に懐いており、夫からご飯等はもらうものの、カキカキは機嫌がいい時にされる程度で普段は私にべったり。
- 夫は愛鳥を可愛がってくれていて、お世話も一通り出来る。
- 連れて行かなかった場合、平日は夫の帰宅後の放鳥となるので、今までより放鳥時間が大幅に遅くなる。
- 帰省期間はコロナ禍の為通常より早い里帰りを求められ、生まれた子の一ヶ月検診を終えてから帰ると3か月ちょっとかかる。
- 地元に鳥専門の病院は無く、私の両親は鳥のお世話は出来ない。
- 関東には私の昔からの鳥友達がおり、何かあれば頼る事が出来る。
- 帰省には飛行機を利用する。
本当に何日も悩み、かかりつけの愛鳥のお医者様にも相談に行きました。
すると、
- 長年過ごしたパートナー(私)を忘れる事はない、忘れられるとかそういうのは全く気にしなくていい。
- 一番重要なのは何かあった時対応出来るかどうか。
とアドバイス頂きました。
二年ほど前のお話ですが、先生の言葉でとても安心したのを覚えています。
そして私は連れて行かず、夫に愛鳥をお願いする事に決めました。
決め手は、地元に頼れる鳥を診られる病院がなかった事です。
出来るだけ淋しくないように出来る事
さて、離れる事は決まりました。
それから毎日毎日愛鳥に里帰りをする話をしました。
「もう少ししたら3か月会えなくなってしまうんだけど、必ず帰ってくるからね。」等言い方を変えていろんな説明をしました。
日にちが近くなるに連れて、夫だけで放鳥する日や、放鳥時間を徐々に遅くしたり、少しずつ私が帰省中の環境に慣れられるよう準備を進めました。
どうしても平日は仕事で夫の帰宅時間が遅くなってしまうので、離れていても声をかけて顔を見せてあげられる環境を作りたいと思いました。
いろいろ調べてアレクサのEcho Show 8 (エコーショー8) 第2世代を購入しました。
よくあるペットカメラ等ではこちらの顔はうつせないものが多かったのですが、アレクサは私の要望の、
- 愛鳥の状況がいつでも見られる。
- こちらの顔が見せられる。
- お互いの声が聞こえる。(通話ができる。)
全てを叶えてくれたので、これに決めました。
設置場所だけ愛鳥がよく見えるよう気を遣えば問題ありませんでした。
帰省直前に大きいお腹で再度愛鳥の健康診断にも連れて行きました。
愛鳥家の友人にも里帰り出産の話をして何かあった時にはお願いします、と合鍵を渡しておいたりもしました。
結果
淋しくて毎日泣いていた私ですが、遂に帰省の日が来ました。
夫も愛鳥と仲が深まるいい機会だと言ってくれていたので、安心してお任せ出来ました。
結果から言うと、夫にお任せしてよかったと思います。
なぜかというと、出産まではマメにアレクサで愛鳥と通話していた私でしたが、出産してからは新生児のお世話で余裕がなく通話時間が減ってしまった事、(そもそも通話が愛鳥の為になっていたかは不明…私は安心したし、嬉しかったです。)、
その為一緒に帰省していたとしたら愛鳥のお世話自体が相当きつかったのではないかと想像出来ました。
また、夫がお世話を頑張ってくれたおかげか、夫と愛鳥の仲がとても良くなりました!
カキカキすると齧られる事も多い夫でしたが、帰省後それはほぼ無くなり、愛鳥から夫に甘えに行く場面も多くなりました。
そして私の中で一番不安だった愛鳥に忘れられてしまうのではないかという心配。
それは先生の言う通り全くなく、帰宅後は初日から普通に甘えんぼに来てくれて、たくさんカキカキさせてくれました。
怒涛の3ヵ月であり、それは今現在も継続して愛鳥のお世話と育児、仕事の両立でなかなか大変な日々ではありますが、この離れた3ヵ月間も今思えば必要な期間だったのではないかと思えます。
まとめ
私の場合は「出産」でしたが、人それぞれ様々な事情を抱えていらっしゃるかと思います。
もしかしたら今現在進行形で悩まれてる方もいらっしゃるかもしれませんね。
愛鳥にどうしてほしいか聞ければ1番なのですが、こればかりは時間が許す限り考え、様々な方法を検討していくしかありません。
少しでもポジティブに捉えられるような解決策が見つかる事を願っています…!
今回の話は私と私の愛鳥の場合の一例にすぎませんが、少しでも参考になることがあれば幸いです。